ガウディのもう一つの庭(Jardines Artigas)
ガウディの建築物で、最もマイナーと思われるArtigas庭園を紹介します。
バルセロナから北へ100kmほどのところにあるPobla de lilletという村にあります。
バルセロナからC-16号高速に乗ること約1時間、周囲はカタロニア独特の石灰石と低木に覆われた山波が続きます。
Pobla de lilletのランドマークともいうべき石造りの橋です。
この町の中心にある鉄道駅、ここから庭園にいけるのですが、一時間に一本しかありません。
しかし、ここから歩いても20分もかかりませんから、歩くことにしました。
線路ぞいというよりも線路を歩きます。ときたま車も通ります。なにせ一時間に一本ですから
こちらが到着駅。だれもいませんでした。
庭園への入場料は3ユーロ(=480円)です。
庭園の入り口
ここから下って行きます。
あいにくの曇り空、硫黄のような匂いが立ち込めていました。
庭園の中央にはこんな小川が流れています。
てっぺんに見えるのは休憩所
ライオンを模した泉です。折からの給水制限からでしょうか。水はでていませんでした。右上の白い紙には「飲み水ではありません」というメッセージが書かれていました。
こんな形の植木鉢(?)がありました。ガウディっぽいですね。
切り立った崖と小川と建造物がうまくマッチしていますね。
小さな小石を集めてつくったような橋です。ゆっくり歩いても20分もかからない小さな庭です。
隣接する旧織物工場の一部だったようです。今では産廃処理場になっているらしく、プレスされた紙屑が山積みになっていました。
庭をでて再び、村に行きました。
ガウディのパトロン、グエル氏の記念碑がありました。
こちらが村役場、よくみると橋の上に立てているんですね。
日曜日だったせいなのか村は静かでした。観光地らしくないところが気持ちをリフレッシュさせてくれます。
2008年5月4日