Cordoniu (コドーニュ)の酒蔵
Cordoníu(コドーニュ)はCAVA(カバ)というスペイン産の発砲白ワインのメーカーです。現在では年間2億本が生産され、世界各国に販売しています。
酒蔵の前のブドウ畑風景
この酒蔵は、バルセロナより西へ車で40分ほど走ったブドウ畑の真ん中にあります。
入口風景
今回は気まぐれに家族で訪問しました。門をくぐって右側にレセプションがあり、ここでツアーの受付をします。ツアーはだいたい1時間ですが、ガイドさんの使用言語によって開始時間が違いますので、注意が要ります。我々は12時スタートのスペイン語ガイドに参加しました。
レセプション内部、ゴージャスなソファーに座ってツアー開始を待っています。
建物は19世紀後半のモデルニズムの流れをくんだデザインです。今では国の重要文化財に指定されています。
ワイナリーとして所有するブドウ畑の広さでも世界でランクインするくらいの広さを持っています。
CAVA(カバ)とはもともとは「ほら穴」という意味で、そのとおりに製造過程の大半は地下の穴倉の気温が一定した(11度から15度)の中で作られます。ここの酒蔵には全長30kmに及ぶ世界一大きい穴倉があります。
クラッシュ工程の設備があった建物、今は博物館になっています。
1900年初頭のポスター、当時はまだシャンペンの規定がなかったので、ここバルセロナでもシャンペンとして売っていました。
収穫したブドウは、クラッシュして、液を抽出して、一旦樽で寝かして(CAVAと言われるためには最低9カ月の熟成が必要、高級グレードで約5年熟成させます。)そのあとに瓶詰めをして酵母と砂糖をいれてアルコールと炭酸を作るんだそうです。
そのあとで酵母の部分を取り除いて、新たに糖分をいれるそうな。そしてそのあとでもう一度瓶づめして出荷されるわけです。
二次発酵している瓶の倉庫。とにかく広いです。
糖分の含有量によって、Brut natural (ブルト・ナトラル糖分がほとんどない超辛口)Brut(ブルト、辛口)、Sec (セック、やや辛口)semi sec (セミ・セックやや甘口)と分類されます。
その全長30kmの穴倉を電気車で移動した最後は、Brut naturalの試飲でツアーを締めくくります。
こんな車で倉のなかを移動します。
うん、この超辛口はおいしいぞ。ということで買い込んでしまいました・・・。
また行きたくなりました。(笑)
最高グレードのJaume Codorniuといっても一本、3800円くらいですけど。