遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール (6)
ニース(Nice)
ニースには午後1時に到着してしまう。
市内に入ると、驚くばかり数の車が椰子の木ならぶ通りにひしめいている。車のナンバーもイギリス、イタリア、スイス、などさまざまだ。 海岸沿いのホテルを予約したが、事前に駐車場はないといわれていたので、ホテルの近くの駐車場に車をいれて、荷物を取り出す。
ところがチェックインをしようとしたところ、そのホテルは予約したホテルと同系列だが別のホテルであることが判明。スーツケースをころがしながら、500m先の予約したホテルまで歩く。気温は20度を超えており、冬物のジャケットではちょっと暑い。
ホテルにチェックインして、さっそくビーチへ。といっても4月のこの時期に海水浴をするわけではない。
観光客もみんな海岸沿いの歩道をのんびりと散歩をしている。我々もそれに右へならえする。 はずかしい話だが、私はニースというとパンフレットにでてくるちょっと高台から撮った海岸の写真のイメージしか持ち合わせていない。
だからニースについたものの、何をしていいのかさっぱりわからない・・・。
こういうときは、自分であれこれ考えるより、お仕着せのものを利用するのが一番である。そこで、海岸通りを歩いている我々の目の前に止まった列車の形をした観光用バス(?)に乗ることにする。 一人6.5ユーロ(1000円)の料金を払い、バスの後ろの方のあいている席にすわる。観光バスはすぐに出発し、ニースの旧市街地の狭い路地をくねくねと通過していく。
海岸線の長さにくらべて町の作りは小さいように思える。
そしてやたらと道路工事をしている。来る夏に向けて道路を整備しているのであろう。
旧市街を一周すると今度は、町の東側にある小高い丘をバスは登り始める。登るに従って木々の間から見えてくる海岸線がどんどの上にせりあがっていく。
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