遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール (7)
ラベル:
コートダジュール・トスカーナ
バスは丘の頂上で10分間の休憩をとる。10分間の休憩では写真を撮るくらいの時間しかない。
運転手に聞くと「別に次のバスが30分から45分くらいしたらくるからそっちに乗ってもいいよ」とのこと。
展望台から海岸線を見下ろしてみる。まさにガイドブック通りの風景が眼前に広がる。
そこでまた簡単なスケッチをとる。
小高い丘のわりには風は強くなく、カモメもゆったりと風に身をまかせて飛んでいく。
コートダジュール(青い海岸)の名に恥ないくらいに、海はコバルトブルーとエメラルドグリーンに輝いている。そして波と海岸線が白く光る。その楕円形に光る白い波と砂を取り囲むように今度は赤茶色の家々の屋根がならぶ。
すばらしい色のコントラストに息をのんでしまう。青と白と赤、まさにフランス三色旗だ。
スケッチを終えて、しばらくコーヒーを飲んで休憩をした後、またバスにのって元の海岸通りに戻る。時間は3時を過ぎたところ。いくらなんでも夕食にも早いのでもう一度今度は旧市街を歩いて散策してみる。
復活祭休日ということもありチョコレート屋では巨大な卵型のチョコレートが売られている。アロマの専門店がある。おみやげ物屋は無数にあり、プロヴァンス地方らしい絵柄のエプロンやら食器やらが陳列されている。
「花の市場」と云われる花屋が集まっている一角を通ると心地よい香りが鼻の奥をくすぐる。
「もし日本からいきなりここに来たら、これらの旧市街の一つ一つの風物が感動のネタになるんだろうな。」などと家内と話をしながら、店を通り過ぎる。そう、我々はバルセロナでこんな風景をよくみかけることがあるから、ある意味慣れっこになっているんだな。
「花の市場」の一角にあるカフェバーでちょっと休憩をする。このカフェバーはラテン諸国にあるバーの典型的なタイプで、店の表にイスとテーブルとパラソルをだしていてそこで飲食ができるようにもなっている。
我々は表で飲み食いする方が室内より2割程度高いことを知っているので、店内でも光が差し込む場所に陣取ってビールを注文する。
ビールは程よく冷えている。外気の気温の高さと適度の運動、そしてビールが適度に冷えてさえいれば、どこのどんなヤクザなビールでもおいしいものである。
しっかし・・・問題は値段・・・・ビール一杯6ユーロ(900円)はボッタクリじゃないかな。バルセロナだと高いところでもせいぜい3ユーロ(450円)よ・・・。
まあそれでもその高価な一杯のビールをちびちびと飲んだ後、またしても海岸線を散歩する。
おそらくこの街は、夏の海水浴のほかには、海岸線の散歩とおみやげ物ショッピング、そしてフランス海鮮料理を食べること以外にやれることはあまりないようにも思われる。
もっとも、それだけでゆうに一週間過ごすのはヨーロッパ人にとっては可能だが、アチコチ行ってたくさん写真を撮りたい日本人にとっては2日が限度かもしれない。
「もし日本からいきなりここに来たら、これらの旧市街の一つ一つの風物が感動のネタになるんだろうな。」などと家内と話をしながら、店を通り過ぎる。そう、我々はバルセロナでこんな風景をよくみかけることがあるから、ある意味慣れっこになっているんだな。
「花の市場」の一角にあるカフェバーでちょっと休憩をする。このカフェバーはラテン諸国にあるバーの典型的なタイプで、店の表にイスとテーブルとパラソルをだしていてそこで飲食ができるようにもなっている。
我々は表で飲み食いする方が室内より2割程度高いことを知っているので、店内でも光が差し込む場所に陣取ってビールを注文する。
ビールは程よく冷えている。外気の気温の高さと適度の運動、そしてビールが適度に冷えてさえいれば、どこのどんなヤクザなビールでもおいしいものである。
しっかし・・・問題は値段・・・・ビール一杯6ユーロ(900円)はボッタクリじゃないかな。バルセロナだと高いところでもせいぜい3ユーロ(450円)よ・・・。
まあそれでもその高価な一杯のビールをちびちびと飲んだ後、またしても海岸線を散歩する。
おそらくこの街は、夏の海水浴のほかには、海岸線の散歩とおみやげ物ショッピング、そしてフランス海鮮料理を食べること以外にやれることはあまりないようにも思われる。
もっとも、それだけでゆうに一週間過ごすのはヨーロッパ人にとっては可能だが、アチコチ行ってたくさん写真を撮りたい日本人にとっては2日が限度かもしれない。
今度は海岸通りからさらに海岸へと降りてみる。海岸は実は砂浜ではなく、白い砂利であることがこのときわかる。家内は「記念に」ということで海岸の丸い石を集め始める。
それにしても、こんなものを持ち帰ってどうするんだろうか。とかく人間は集めることが好きな動物である。
そうこうするうちに自分では持ちきれなくなり、私に応援を頼む。結局私のポケットいっぱいに砂利をつめて(このまんま、おれを海に沈める気じゃないだろうな)いったんホテルに戻ることにする。
それにしても、こんなものを持ち帰ってどうするんだろうか。とかく人間は集めることが好きな動物である。
そうこうするうちに自分では持ちきれなくなり、私に応援を頼む。結局私のポケットいっぱいに砂利をつめて(このまんま、おれを海に沈める気じゃないだろうな)いったんホテルに戻ることにする。
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