にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ Somewhere but Here: 遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール(14)

Thursday 11 October 2007

遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール(14)

ピサのピザ

見学を終えてお腹がすいてきたこともあり、城壁のすぐそばにあるカフェのような場所で軽食をとることにする。ピザを一枚とって、二人で分けることにした。これがイタリアに着いて初めてのピザということになる。

この地方産であるトスカーナサラミのピザを注文する。

できあがるまでコーラをのみながら、ぼんやりととなりのテーブルで食事をしている家族や腕を組んで通り過ぎていくサングラスをかけた若いカップルを眺めながら過ごす。
20分くらいしてピザがでてくる。ピザの生地の端についている黒い炭がいかにも「窯焼きしてまっせ!」とアピールしている。


食べ始めてから写真をとってなかったことに気がついたパターン。あなたも経験あるでしょ(笑)
ピザというと日本ではやたらとタバスコをかけて食べる人がいるが、(デリバリーピザサービスでは、液体のタバスコを運搬することの困難さからか赤トウガラシを砕いたものをつけるようだが)、今回の旅行でピザといっしょに辛味系調味料がでるところはどこもなかった。

つまり、ピザとは決して辛くして食べる食べ物ではないのだ。

カレーやキムチのようにはじめから辛いものは別として、通常の味のものに辛味調味料をかけるというのは、料理人に対して失礼先番なことだと思っている。
自分が料理を作るせいもあるけど、せっかく注意深く味を調整してつくった料理に、無造作にタバスコだとか黒コショーとかをかけて「おいしい」といって食べる人には本当にがっかりする。
誤解を恐れずにいうと、こういう人たちには、偉そうに料理を語ってほしくない。また、やたらと辛いものを食べることを自慢する人、これも同様。長期的に刺激の強いものを食べていれば、間違いなく繊細な味の違いはわからなくなる。
あなたの周りにグルメと自称する人でやたらとトウガラシ、コショウ、タバスコ、などの刺激性の強い香辛料をかけて食べる人がいたら、その人は「エセグルメ」だと思ってください。

 お腹も落ち着いたところで、駐車場に戻る。いよいよフィレンツェに向かって出発する。

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