にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ Somewhere but Here: River Danube in August 20. (8月20日のドナウ川)Part 4

Friday, 24 August 2007

River Danube in August 20. (8月20日のドナウ川)Part 4

運転マナーと文明成熟度

さて、空港をでると雷雨という天気予報とはうらはらに晴れ間が広がっている。さすがに私もこれには驚いた。
空港からタクシーに乗る。事前調査では、市内までは2000円程度らしい。市内の主要ホテルに止まるミニバスというサービスがあるが、こちらは一人1200円かかるというから、タクシーの方が割安だ。タクシー乗場でタクシーを申し込むと、すぐさま黒塗りのメルセデスのタクシーがやってきた。

ちょっと強面のタクシーの運転手である。愛想が悪いわけではないし、時々英語で話しかけてくれるのだが、とにかく運転が荒い。すさまじい勢いで、時にはタイヤを鳴らしながら、急ブレーキ、急発進、急車線変更を繰り返しながら市内へと車を走らせていく。上海で乗ったタクシーほどの生命の危機は感じなかったが、やはり恐い。自主的にシートベルトをしてしまう。

この後も滞在中、幾度かタクシーを利用したり、道路を歩いていて気がついたのだが、この国の運転は概して荒い。

絶対的な車台数、人口が少ないので多少手荒な運転でも大事故にならないということなのだろうか。

これまで、いろいろな国の車の運転を見てきたが、運転マナーとその国の文明成熟度には明らかに相関関係があると考えるようになった。

運転マナーがいいのは、ドイツ・オランダで、その次にイギリス・アメリカ・カナダが続く。それからフランス・イタリア・スペインといったラテン系の手荒な国だ。ドイツに近いチェコはかなりおだやかだ。(イタリア・スペインよりは上)
しかし、ハンガリー・ルーマニアといったところは運転が荒い、特にドイツ製のいい車に乗っている人間ほど運転が荒い。そして極めつけは中国やタイといったアジア諸国だろう。その他中南米とか中近東、アフリカはいったことないがだいたい想像はつく。彼らが車間距離をとって運転し、横断歩道に人がいたら停止するなんてちょっと想像つかない。
日本がどこに入ってくるのかはよくわからないが、独断で言わせてもらえば、「中国よりやや上程度、ドイツ・イギリスあたりのマナーには遠くおよばない」といったところじゃないだろうか。

文明成熟度が低いところで、特に高級車、新車に乗っている人ほど運転が荒い傾向があるのは、車の性能に酔っているというか、過信しているからではないかと推理している。

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