River Danube in August 20. (8月20日のドナウ川)Part 6
ラベル:
ブダペスト
ワインビレッジ (ワイン祭り)
さて、お腹もおちついてリラックスしたところで、市民公園で開催されているというワインヴィレッジというフェスティバルへと向かう。ホテルの近くの地下鉄駅からM1地下鉄にのること15分で市民公園に到着する。
ブダペストの地下鉄は地下の非常に浅いところに作られている。入口から20段くらいの階段をくだるとそこは、すでに地下鉄のホームのレベルである。だから地上と地下鉄の天井の厚さはせいぜい数十センチといったところだ。
しかも改札がない。
チケット売り場で切符を買った後、自分でパンチをする機械に切符を通すだけだ。つまり「これをやらないとその先にいけない」というシステムがない。出口も同様だ。極端にいうと、誰でも勝手に地下鉄に乗降できるシステムである。ちょっとした隙をみつけてはズルをしたがる日本人や中国人には考えつかないしくみである。
西洋では性善説にたってシステムを構築しているが、ハンガリーのこのシステムはそこからさらに逸脱しているように見える。これは社会主義時代と何らかの関係があるのかもしれない。
さて、地下鉄の階段をのぼると目の前には英雄広場というブロンズ像がたくさんある広い広場にでる。この日はこの英雄広場にイベント用に舞台がつくられていた。
この広場の右手にいくと、沢山の屋台がならぶ特設会場にぶつかる。これが我々のめざしていたワインビレッジというワイン祭りの会場だ。会期は8月20日までだからこれも建国記念日に合わせてのイベントということになる。
2000フォリント(1600円)の入場料をはらうと、腕に白い紙の腕章をつけられ、さらにワイングラスが手渡される。
2000フォリント(1600円)の入場料をはらうと、腕に白い紙の腕章をつけられ、さらにワイングラスが手渡される。
会場内には50以上の屋台がでており、そのほとんどがワインを出している。ここではテイステ用ということでグラス一杯単位で売られており、お金を払うと手渡されたグラスにその分をいれてくれる。もちろん、ボトル単位でもその場で売ってくれる。屋台にとりかこまれるように、会場の中心にテーブルとステージが設置されている。
時間はまだ四時をまわったところ。空は雲ひとつなく晴れ渡る。ステージではワイン醸造者のワインコンテストをやっている。
さて、ここで我々はハンガリーワインとして有名なTokaji ワインを味わうことになる。
Tokajiワインとは、ハンガリーのTokaji地方で作られる特殊なワインで、葡萄につく特殊な細菌によって非常に甘味の強いワインができる。貴腐ワインといわれているものだ。フランス王ルイ14世が「ワインの中のワイン,王様のワイン」と絶賛し、愛飲したものである。
テイスト用で安いもので200フォリント(120円)、高いものでは3,000フォリント(1800円)くらいなので、高いものを選んで2,3杯飲んでみる。
テイスト用で安いもので200フォリント(120円)、高いものでは3,000フォリント(1800円)くらいなので、高いものを選んで2,3杯飲んでみる。
たしかにおいしい。香りがやわらかで味もきつい甘味ではなくマイルドな甘味である。これをパエリャ鍋のおばけのような巨大な鍋で焼いた鶏肉とザワークラフトと一緒に味わう。
こちらは庶民的な味である。このアンバランスなコンビネーションがまたいい。これはもう、天国というか極楽というか・・I could die!の世界である。
まだ日が高いので、テーブルもまだ閑散としていたが、日がくれるとこのテーブルも人々で埋まって、さながらドイツのオクトーバーフェストのような酒池肉林の世界になるのであろう。
かなりまったりモードになったところで、我々は会場を後にして、ふらふらと公園をほっつき歩いた後、ホテルへともどっていった。
続く
まだ日が高いので、テーブルもまだ閑散としていたが、日がくれるとこのテーブルも人々で埋まって、さながらドイツのオクトーバーフェストのような酒池肉林の世界になるのであろう。
かなりまったりモードになったところで、我々は会場を後にして、ふらふらと公園をほっつき歩いた後、ホテルへともどっていった。
続く
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