River Danube in August 20. (8月20日のドナウ川)Part 5
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ブダペスト
さて、ドナウ川べりのホテルに到着する。予約したホテルは川が見渡せる部屋ではないため、四星にもかかわらずかなり良心的な値段である。これが川が見渡せる側だったらおそらくその4倍くらいはとるんじゃないかと思う。それくらいの価値はある。いずれにしてもホテルの窓からは、となりのホテルの改装のためにつかわれているクレーンだけである。
ここで、簡単にブダペストの地理を説明しておこう。ブダペストはドナウ川を挟んで、ブダ地区とペスト地区にわかれている。
ブダ側は小高い丘になっていて、王宮などの観光スポットがある。そしてペスト側が平坦な土地で商店街、市民公園があるという形になっている。
このふたつの地区を世界遺産にも指定されている「くさり橋」をはじめとした3,4つの橋で繋がっているという構図になっている。この都市構造は、プラハとすごく似ている。
さて、我々はまずホテルでブダペストカードなるものを購入する。
さて、我々はまずホテルでブダペストカードなるものを購入する。
これは48時間と72時間有効のふたつのバージョンがあるのだが、3000円程度でその時間内の公共交通機関は乗り放題、美術館・博物館もほとんどのところは入場料が無料、あるいは割引になるというおとくなカードである。
しかもこの国では乗継の切符というのがなく(あるかもしれないが、ハンガリー語ができない観光客にはほとんど使いこなせないだろう)ので、オールマイティーなこのカードは重宝する。
まず我々はホテルの目の前にある「くさり橋」を見に行く。ところがこのくさり橋は通行止めになっていた。おそらく明日のイベントのための準備のためなのであろう。(この事実が翌日我々の行動をことごとく制限することになるのだが)
しばし眺めた後、橋のたもとにある簡易なレストランでまず一息つくことにする。私はハンガリーのビールを頼み、家内はグヤーシュというハンガリーの名物料理をたのんだ。
グヤーシュというのは牛肉・豆・野菜などをパプリカで煮込んだスープである。素朴な味わいがなんともいえない。ハンガリーではほとんどの料理にパプリカを使用する。我々はこれ以降も中毒になったかのようにパプリカ入りの料理を食べ続けることになる。
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