にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ Somewhere but Here: 遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール (11)

Monday, 1 October 2007

遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール (11)

さて、この日はフィレンツェにホテルを予約しているが、その途中、斜塔で有名なピサに立ち寄ることにする。
このあたりでは、ジェノバが一番大きな都市だし、貿易港としての歴史も古く、有名どころでは「母を訪ねて三千里」でマルコが出発した町でもある。しかし、港町というのはインフラを最新にしておく必要性があることから、新しい建物も多く、それが時として情緒を欠くことになることを経験上知っているので、今回はジェノバに立ち寄ることはパスした。


ところがジェノバ付近で事故があり、1時間ほど渋滞につかまることになる・・・。
一瞬、どこにもよらずにフィレンツェに行くというアイディアもでたが、どこにもよらずにフィレンツェにいっても、美術館とかが空いている時間には到着できないのだから、フィレンツェ到着が夜遅くになってもいいのかなと思いなおしてピサに行くことにする。

ジェノバを通り抜け、ラスペチア(La Spezia、第二の港町)を過ぎたところから道は平たんになる。まっすぐな道、新緑でまぶしい木々、小麦畑の間を快適にドライブする。そして左手にはアペニン山脈の2000m級の山を仰ぎみることができる。*



甲府を通り過ぎて、右手に八ヶ岳が見えてくるあたりの中央高速と風情は似ている。



山の頂にはいまだに雪がある。家内はこれをみて、「アルプスじゃないの?」としきりに私にいうが、どう考えてもここはイタリアのど真ん中だ。しかし、イタリアという言葉からくるイメージにはたしかに「高い山」含まれない。彼女のいいたいこともわからないでもない。

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