遥かなるトスカーナ、静かなるコートダジュール (25)
6時をまわったくらいに、前日の夕食の帰りにやたらと行列ができていたレストランに向かう。
窓越しにピザの生地をこねているのが見える。開店は6時半だといわれ、しばらく近くのバーでビールを飲んで時間をつぶす。本当に今日はビールを飲んでばかりの一日だ。
30分くらい時間をつぶした後、さっきのレストランに戻る。このレストランでは入口にピザを焼く窯が据え付けてあり、ピザを焼いている様子がわかるようになっている。窯にカメラを向けたら職人さんがちゃんとピザを窯にいれるポーズをとってくれた。こういうところは、すごくかわいいと思う。
店の中は照明がかなり暗いがカジュアルな雰囲気である。我々は、またしてもピザとパスタ、そしてサラダ、トスカーナ風の肉料理とトスカーナの赤ワインを注文する。
素朴な味のトスカーナ風料理
アーティチョークというヨーロッパでは冬の名物野菜をつかったソースのパスタは絶品だった。ピザにもアーティチョークがそえられていた。この野菜は日本ではなじみが薄い野菜でしかも独特の香りがあるので好き嫌いがわかれるが、食べつけるとやめられなくなる食材だ。
アーティチョークソースのパスタ
ほろ酔い気分で、ホテルに戻る。暗いホテルの一室で交互にシャワーを浴びている間、テレビを眺める。安ホテルなのでケーブルテレビはない、全局イタリアの地上波放送だ。
朝晩と別のチャンネルでいろいろなイタリアのニュース番組を見ていたがある共通点に気がつく。
イタリアのニュース番組の女性アナウンサーは他の国とあきらかに違う基準で選ばれているような感じがしてしかたがない。具体的にいうと、イタリアの女性アナウンサーはバストが大きく(しかも、それを強調するような服を着ている)、目がトロンとした感じで、口元も幾分下がっている。一言でいうとセクシー、それも肉感的にである。逆からいうと全然理知的に見えないんだな。
このあたりは視聴者、製作者ともどもイタリア男性の好みがモロにでているようで面白い。
先のダヴィデのパンツといい、こいつら・・・・
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